大阪メトロ(Osaka Metro)が回数カード(回数券)の販売を終了すると発表しました。
今回は、いつから回数カードの販売が終了し、いつまで利用することができるのか調査していきます。また、回数カードが廃止される理由や、改悪・運賃値上げと言われる理由についても調べていきます。
大阪メトロの回数カードが2024年3月22日で販売終了
大阪メトロが回数カードの販売を2024年3月22日で終了すると発表しました。大阪メトロだけでなく、北大阪阪急行電鉄も同じく回数カードを販売終了するとのことです。
画像:https://subway.osakametro.co.jp/guide/routemap.php
大阪メトロの地下鉄は、大阪市内を広く網羅しているため、大阪府民には重宝される移動手段ですね。
大阪メトロの回数カードは、3000円で購入することが出来ます。回数カードは、3300円分利用可能なので、300円お得ですね。
画像:https://www.otokukippu.xyz/archives/3193
定期を買うほどではないけど、月に数回、地下鉄を使って移動する際に便利です。何故、大阪メトロは回数カードの販売終了を決定したのでしょうか。
大阪メトロの回数カード廃止、販売終了の理由は?
大阪メトロは回数カードの販売終了を決定した理由は、交通系ICカードの利用増加により、回数カードの利用が減少しているためと発表しています。
確かに、現在は、ICOCAやSuica、PiTaPaといったICカードを使って改札を通る人が多いですよね。
画像:https://www.jr-odekake.net/icoca/purchase/
改札へICカードをかざすだけで、簡単に通る事が出来ますし、様々な交通機関で利用可能なので、便利です。ただ、通勤などで、大阪メトロを頻繫に利用している方ならわかると思いますが、結構、回数カードを利用している人もいます。
日頃から回数カードを利用していた人からすれば、販売終了はショックなニュースです。
大阪メトロの回数カードはいつまで使えるの?
気になるのが、大阪メトロの回数カードがいつまで使えるかということですよね。
中には、使いかけの回数カードを持っている方もいるかと思います。
大阪メトロの公式の発表を確認してみると、発売終了後の回数カードの取り扱いについて、「既に手持ちの回数カードは当面の間利用可能」となっています。
注意書きで、「利用終了時期は、決定次第、HPなどで知らせる」と記載されています。
発売終了後も基本的には利用できそうですね。どうしても気になる方は、駅員さんに聞いてみるのも良いかもしれません。
なお、北急連絡回数券は有効期限終了まで利用できるとのことです。
大阪メトロの回数カード廃止が改悪と言われる理由
大阪メトロの回数カードの販売終了に伴って、改悪だ、実質的な運賃の値上げだというコメントをよく目にします。
フラメンコのレッスンに行くに
回数券つかってます
実質の値上げですね・・:歩ける距離だから
回数カード買いだめして
使い終わったら
地下鉄乗るのやめます・・・ダイエット^ ^#大阪メトロ https://t.co/KknyhAII3F
— たこ🛼@リズム音痴ですが🌹F🍑踊ってます (@tako10121) August 31, 2023
他の回数券廃止でもそうだけど、これってすごい値上げじゃないの?
例えば100円区間を11回分だとこれまでは1000円だったのが、これからは11回目に10円割引されるので総額1090円ってこと?
まぁ大阪メトロの場合は3000円分の金額券だけど割引率の考えは同じような。 https://t.co/MyT0obkZU5— Tohru Miyake (@t_miya_1214) August 31, 2023
本当にそうなのか確認していきたいと思います。
大阪メトロでは、回数カードの廃止に伴い、ICOCAで新ポイントサービスの利用を促しています。
このポイントサービスは、「2024年3月1日分」から利用可能です。
サービスの概要としては、OsakaPointと紐づけされたICOCAのプリペイド利用で、対象路線の同一運賃区間を1カ月に11回以上乗車すると、11回目以降から乗車ポイントの10%のOsakaPointが付与されるとのことです。
ICOCAのプリペイド利用で、Osaka Metroと大阪シティバスの同一運賃区間を1ヶ月に11回以上乗車すると、11回目以降のご利用から、乗車運賃の10%のOsaka Pointを付与する。大人・小児とも対応。対象となるICOCAの種類は改めて知らせる。
個人的に、回数カード廃止に伴う改悪な点をまとめました。
改悪点①11回以上乗車しないとポイントが付与されない
まずは、改悪点の一つとして、新ポイントサービスは、1カ月に11回以上利用しないとポイントが付与されないと言う点です。
回数カードは購入時に300円分の恩恵を受ける事ができていました。なので、月に数回程度利用する人にもお得な仕組みでした。
しかし、新ポイントサービスでは、1カ月に11回以上利用とのことなので、かなりの頻度で大阪メトロを利用する人しか恩恵を受ける事ができません。これなら、定期の方がお得なのでは?と思うくらいですね。
少し中途半端なサービスのようにも思えます。
改悪点②同一運賃区間を利用の縛りがある
続いての改悪点として、同一運賃区間利用という縛りがあります。
この縛りは結構きついですね。つまり、190円区間で5回乗車、240円区間で5回乗車ではポイントが付与されないということになりますね。
あくまでも、同一運賃区間で11回以上乗車する必要があるため、190円区間で11回目の乗車から10%ポイントが付与されるということですね。
しかも、”1カ月間内”です。こちらも通勤で一定の区間のみで利用するなどの利用頻度が多い方は問題ありませんが、それ以外の人にとっては改悪と言えます。
ちなみに、回数カードは、このような縛りはなく3300円分を好きなように使えていたので、便利でしたね。
大阪メトロ(地下鉄)の回数券廃止まとめ
大阪メトロの回数カード廃止に関する内容をまとめてきました。
回数カードが2024年3月22日で販売終了されるということは残念ですね。販売終了後も一定期間利用可能なようなので、販売終了前に数枚回数カードを購入しておくのもアリかもしれませんね。
また、回数カードの廃止が改悪、値上げと言われる理由について、調べました。
回数カードの代替として開始されるポイント付与のサービスは、1カ月以内に同一運賃区間を11回目以上利用しないと恩恵が受けれませんでしたね。
回数カードと比較すると、使い勝手が悪いようにも思えます。
PiTaPaであれば、10%引きで大阪メトロを利用できます。そちらの利用も検討してみたらいかがでしょうか。